OriAtlasを公開しました
折り紙の折り方を、立体で動かしながら確かめられるガイド「OriAtlas」を公開しました。谷折りや山折りの練習から、いぬ、チューリップ、折り鶴まで。どの工程も回して、戻して、手元の紙と見比べられます。
折り図を見ながら鶴を折っていて、「袋を開いてつぶす」で手が止まったことはありませんか。
折り図は平面、紙は立体
折り図はよくできています。矢印と破線と一点鎖線で、紙をどう動かすかを1枚の絵に詰め込んでいる。けれど、紙が一番分かりにくく動くところ——袋を開く、花弁折りで左右を寄せる、中割り折りで先を中へ返す——ほど、平面の絵では動きが追えません。
OriAtlasは、その途中の動きを見せるための折り紙ガイドです。どの工程も立体で動くので、ドラッグで横や裏に回り込んだり、スライダーで折っている途中に止めたりしながら、手元の紙と見比べられます。
次に折る線が、紙の上に出る
工程を進める前に、これから折る線が紙の上に表示されます。谷折りは赤い破線、山折りは青い点線です。
谷か山かは、見ている向きで決まります。手前から見て谷折りの線は、裏から見ると山折りになる。紙を回して裏から見ると、線の種類もちゃんと入れ替わります。折り図の「山折りは裏から見た谷折り」という約束が、そのまま目で確かめられます。
練習から、作品まで
まずは基本の折り方を4つ練習できます。
- 谷折り — 手前に折る、いちばん基本の折り方
- 山折り — 後ろへ折る。裏返すと谷折りに見える
- 折り筋をつける — 折って、開く。残った筋が次の目印になる
- 段折り — 谷折りと山折りを続けて折る
作品はギャラリーから好きなものを選べます。いぬ、チューリップ、コップ、かぶと、ふうせん、そして折り鶴。いぬは最後に目と鼻を描き込むところまで、折り鶴は胴をふくらませるところまで動きます。折り鶴は21工程あるので、「正方基本形のあとから」「鶴の基本形のあとから」と途中から始めることもできます。
形を並べたのではなく、紙を折っている
OriAtlasの紙は、アニメーションとして形を手で並べたものではありません。本物の展開図から、紙を折って作っています。
まず、各工程の折り上がりを平らに畳んだ状態として計算します。どの折り線でどの紙が一緒に動くかは、紙のつながりから決まります。その折り上がりから折り上がりへの動きを、紙のシミュレーションで解いています。紙は伸びない、重なった紙は突き抜けない、折り目はその角度まで曲がる。この条件を守りながら、1フレームずつ紙を動かします。
シミュレーションは重いので、あらかじめ計算した結果を配っています。前のフレームからの差だけを縮めて保存することで、いちばん重い折り鶴でも2.4MBほどに収まりました。
ひとつだけ、まだ再現できていないところがあります。ふうせんに息を吹き込んでふくらませるところです。差し込んでいない三角が内側からの圧でめくれてしまい、ふうせんらしい形になりませんでした。今は平らに折り上がったところまでで、ふくらませるのは手元の紙で試してもらう形にしています。
折ってみてください
正方形の紙を1枚用意してください。15cmの折り紙がおすすめです。ログインもインストールも要りません。
画面の紙と手元の紙が同じ形になったら、次へ。途中で分からなくなったら、戻って、回して、もう一度。